商品ご紹介
釧路地方の浜で採れた昆布です。
当店では特別に通常の採取期日前に採取した昆布をご用意いたしました。厳密には正しい表現ではないかもしれませんが、牛肉に例えれば仔牛のお肉のようなものです。そのため、釧路産の肉厚で、煮崩れしにくいという特徴を備えつつ、早く・やわらかく煮えます。
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袋から取り出してみた様子です。
この昆布は長いまま一つ一つ折り曲げて袋詰めしていますので、袋から取り出した商品を広げてみると意外と長いことが分かりますね。約1メートル5センチあります。 |
お召し上がり方
一般に、お煮しめ・おでんなどに広くご利用いただいております。
子供の成長期に欠かせないカルシウムは精神を安定させる効果があり現代のストレス時代に欠かせない栄養素です。カルシウム豊富な昆布を毎日のお弁当などに一品加えてみてはいかがでしょうか。
釧路産と根室産の違い
15分ほど水につけて、すっかり若かりし日の姿にもどった昆布です。幅は約6センチに広がりました。根室産に比べると広がりは少ないようです
昆布は戻すと大きくなることはよく知られていますが、伸びる方向と伸びない方向があるのをご存知でしょうか。
答えは、「昆布は横方向にしか伸びない」です。厳密には縦(生えている状態での)にも若干伸びるのですが、大体は横(幅の方向)に伸びます。どのくらい大きくなるのかという参考にしてみてください。
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釧路産のほうが若干幅は狭く、肉厚なことがわかりますでしょうか。このため、煮崩れしにくく、料理のできばえがいい(形がしっかりしている)のは釧路産です。 |
一方、根室産は釧路産に比べて幅広で早く煮え、味、香りが勝っていると一般に言われますが採れる量が少ないことと、釧路産より煮崩れする確率が少々高いことから上級者向けと言えるかもしれません。
同じ野菜昆布ですが産地によってこのような違いがあります。理由は海水の状態、海底の地質にあるようです。釧路産野菜昆布が採れる海底は一般に岩がちな地形で、海流も速いです。一方根室産野菜昆布が採れる海底は遠浅な砂地の海底で海流は穏やかです。昆布も畑の作物同様に、生育環境によって出来るものが変わってくるのですね。