昆布の生長点は「根」の方向にあります。
生長点付近には栄養が豊富に含まれており、昆布水にすることでお水に栄養素と旨味が溶けだします。
当商品は根の少し上の昆布の「頭」の部分を使用しています。
頭部分は約5mある昆布のうち、20cm程度しか取れない希少部であり、老舗昆布屋だからこそ安定してご提供ができる部分です。
昆布には様々な種類があり「昆布ごとに特徴」を持ち合わせています。
道南産真昆布 本場折昆布の頭
道南産真昆布は香りがよく、ほのかな甘みとコクのある上品な昆布出汁がとれます。
利尻昆布・羅臼昆布と並んで「三大昆布」と言われ、高級銘柄として扱われる昆布です。
一口に真昆布と言っても、育成される浜によって銘柄がつけられます。
<道南三大銘柄>
真昆布の銘柄は品質に現れ、採れる浜によって昆布の性質が異なります。
当商品は本場折浜で採れた真昆布の頭です。
本場折浜産の真昆布は、出汁はやや淡白ですが、清澄で質の良い昆布です。
当店で取り扱っている本場折昆布の頭は、おなじみ「がごめ昆布」と同じ場所で収穫されている昆布の頭ですので、がごめ昆布に近い強い粘りが出ます。
それに、味わいも良い昆布水が作ます。総合的に見てがごめ根昆布で作る昆布水より飲みやすいとのお声も多数いただいております。
がごめ昆布が不作のため、市場に出回ることがほぼなくなった現在、まだあまり広く出回っていない高品質の本場折昆布を取り扱えるのは限られた業者のみとなっております。
※社内での比較検証によるものです。
一日一杯の昆布水から
根昆布にはミネラル・ビタミン・カルシウム・それに水溶性の食物繊維など、体に良いとされている栄養素が凝縮されています。
それらの栄養素を効率よく摂取する一般的な方法はやはり昆布水。とても簡単に作れるので毎日の健康習慣に取り入れてみてください。
根昆布水の作り方
STEP.1
根昆布の表面の汚れが気になる方は固く絞った布で拭きます。またはさっと水で洗ってください。
【ポイント】
根昆布の表面に白い粉や白い水滴が固まったようなものが付着していることがありますが、これはマンニットと呼ばれる昆布の栄養分です。洗うのは瞬間的に止め、栄養素を流してしまわないようにしましょう。
|
|
STEP.2
根昆布をお好みの数だけコップに入れて水を注ぎます。
▼ 昆布ごとの目安 ▼ 根昆布(がごめ):1個 根昆布(利尻):2個 根昆布(道南):1個 本場折昆布:2~6個 ラウス:2個
|
|
STEP.3
短くても一晩、時間にすると10時間以上は浸けてください。 冬季や夏場冷蔵庫内で浸け置きする場合は時間を延ばしてください。24時間ほど置くと十分な栄養素が溶けだします。 一度水に戻した根昆布を新しいお水に浸け置いても、望むような栄養素は溶けだしませんので都度新しい根昆布をご利用ください。
|
|
本場折昆布の頭 |
1袋で約30回分の昆布水が作れます |
※採取時期によって根昆布の大きさが異なり、内容個数も異なりますので目安です。 |
根昆布水を取り終わったあとは
前述のとおり、真昆布は大変味が良く、お料理の出汁に好まれて使われる昆布です。
だしを取った後の昆布は、佃煮や塩ふき昆布、ふりかけなどにすると、最後まで美味しくいただけます。